梅雨の時期に気になる「天気痛」
梅雨入りして1週間が過ぎましたね。
今日は良い陽気ですが、急に天候が変わるこの時期に、特に気を付けたい「天気痛」についてお話しします。
天気痛とは?
天気や気圧の変化の影響を受けておきたり、悪化したりする痛みが「天気痛」です。天気痛の痛みは、もともと慢性的に持っている痛みです。
代表的な疾患
代表的な疾患として以下のものが挙げられます。
・片頭痛
・緊張型頭痛
・めまい
・倦怠感
・眠気
・抑うつ 等
そして、天気痛には自律神経の働きが関与しています。
大昔、人間は狩猟をして暮していました。
気圧の変化をキャッチして、雨が降る日を予測できることは、とても重要な能力だったと考えられます。
例えば雨が降る日は、家族みんなと洞窟でジッとして晴れる日を待っていたほうが、雨の中を歩き回るより生きていくためには得策だったのでしょう。
雨が近づくと、体がだるくなったり眠たくなったりして、『明日はどうやら雨になりそうだから、家にいよう』と、本能的に活動を抑え、命を守る行動をとっていたのかもしれません。
実は天気痛の患者さんは、圧倒的に女性のほうが多いのですが、女性のほうが自然への感受性が強いからかもしれません。
ではなぜ気圧の変化で、天気痛が起こるのでしょうか?
気圧の変化で、天気痛が起きる理由
天気痛のメカニズムには、自律神経が関わっています。
自律神経には、交感神経と副交感神経の二つがあります。
それぞれの働きとしては、
交感神経→心と体を活動的な方向へ促す神経
副交感神経→心と体をリラックスした状態へ促す神経
といったものです。
この2つの神経のバランスが整っていることが、人間にとってはベストな状態といえるでしょう。
しかし、精神的、環境的なストレスがかかってしまうと、交感神経が優位になります。
ストレスというと、一般的には不安や緊張といった、心理的ストレスを思い浮かべるかもしれません。
ですが、気圧や気温の変化も物理的(環境)なストレスといえます。
交感神経が優位になる事でおきる反応
交感神経が優位になると
・血管が収縮する
・酸素や栄養が不足する
・痛みを起こす物質が出る
この物質には、血管を収縮させる作用がありますから、さらに血行が悪化して、痛みが起こる。
という悪循環に陥ってしまいます。
たとえば、血行不良が原因で緊張型頭痛が起きたとします。
それによって、肩こり、首こりが連作的に起こっている場合もあります。
さらに、内耳の血行不良でむくみが生じることで、
・めまい
・耳鳴り
などが、引き起こされたりします。
自律神経が乱れることで、さまざまな症状が複合的に出ることも多いのです。
天気痛の改善方法
天気痛のスペシャリスト、天気痛ドクターこと、佐藤純教授(愛知医科大学)の指導を受け、「天気痛セラピスト」の認定を受けた
当院へお任せください。
痛くない、バキボキしない、ソフトな骨格矯正で、改善へと導きます。
(リンク参照)
お気軽にご連絡くださいね。院長 米本量晴
こがね町接骨院
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